ソーシャルレンディング



今回はソーシャルレンディングについてです。

簡単に言うと金利のいい銀行に預けるようなものです。

銀行の仕組みを下記に表示します。

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銀行の役割

左から右へのお金の流れから説明します。

預金者は口座開設を行い、銀行にお金を入れることになります。

銀行は預かったお金(預金)をただ眠らせておくわけではなく、企業へ融資を行います。

企業はその借入金から営業活動を行い、売上を計上することになります。

右から左への流れになります。

企業は売上から利益を確保します。その中から一部を返済金として銀行へ利息を付けて返すことになります。これを仮に4%として返済したとします。

銀行は手数料を受け取り、預金者へ利息を付けて返済します。これを仮に1%とします。銀行の儲けは、4%から1%の差額3%分となります。現在の銀行の金利はこれとは程遠く、0.001%~0.002%程度と非常に低くなっており、100万円預けても数円程度となっています。また、預金はペイオフと言って1,000万円とその利息については元本保証されます。リスクがほとんどない代わりにリターンもほとんどないといえます。減らない代わりに減ることもないと解釈してください。銀行預金の普通預金は期限などはありません。定期預金、仕組み預金については、期限があります。

 

この仕組みを理解した上で、ソーシャルレンディングの話に戻します。

 

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ソーシャルレンディング

 

銀行の役割から変更となった点は、預入者から出資者、銀行からソーシャルレンディング事業者(上の図だとSD事業者)、出資者からSD事業へのお金の呼び方が変わっています。基本的な流れは銀行と同じです。

大きな違いはSD事業者から出資者への利息(金利)です。先ほど通常の銀行だと0.001%程度だと伝えました。しかし、このソーシャルレンディングは5%~10%と非常に高金利になっています。また、SD事業者も慈善事業ではなく、法人ですので、企業への融資も高金利で融資します。償還期限も比較的短期で1年であったり、1年半であったりします。資金も少額から開始することができます。

デメリット

ペイオフ対象外ですので、元金保証はされません。

また、貸し倒れリスクもあります。極端に高いというわけでもないですが、数パーセントは考えられます。

 メリット

毎月元本の一部と金利が入ってきます。

 

考察

余裕のある資金で出資する分には構わないかもしれません。この場合に、余裕は、貸し倒れリスクも想定すると全額なくなっても構わないという気持ちで臨む必要があります。私のケースだと、比較的短期間であることには魅力は感じました。しかし、貸し倒れリスクとリターンとの相対を考慮すると割に合わないという判断になりました。貸し倒れリスクがあるのであれば、大きなリターンを狙って3億円に近付きたいので、これでは全く増えないという結論に至りました。